「COMNEXT」2024出展製品Preview【ミハル通信】
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次世代ロボット遠隔操縦技術×極超低遅延伝送システムのデモ
ブースでは、トヨタ自動車未来創生センターが開発した生活支援ロボット(テレプレゼンスバージョン)とミハル通信のELLシステムを使用した、ロボット遠隔操縦のデモンストレーションを行う。
このデモは、トヨタ自動車未来創生センターが開発した次世代のロボット遠隔操縦技術を使用して、ミハル通信の鎌倉本社に設置したロボットを約40km離れた東京ビッグサイトから動かすというもの。ロボットに設置したマルチチャンネルのワンポイントマイクで拾った環境音とカメラ映像を、ELL Liteを使用して東京ビックサイトのミハル通信ブースに極超低遅延で伝送するという。
ミハル通信は「伝送後の音声と映像を、ブース内の複数のスピーカーによるサラウンドシステムと、75インチモニタを縦に3台並べた立体的なスクリーンで出力することによって、東京ビッグサイトにいながら、あたかもロボットを目の前で動かしているような圧倒的臨場感の新世代のロボット遠隔操縦をご体感いただける」と説明している。
ロボットが動くスペースをイマーシブなサラウンド空間にしているため、ロボットが移動すると、操作側でも音の位置関係の変化を感じることができる。
今回はNTTフレッツ光クロスを使って伝送するが、ビッグサイトのONUからルータの間は、5Gの回線冗長も行う。ELL LiteはネットワークオーディオプロトコルのDante とMADI のデジタルオーディオインターフェイスを実装している。Danteを使う場合は、ホールなどの会場にあるPA卓から多チャンネル音声を1本のイーサネットケーブルで「ELL Lite」に入力してエンコードすることが可能だ。
ELLシステム
今回のデモで使われるELL(Extreme Low Latency)は、ミハル通信が開発した世界最高水準の極超低遅延映像・音声伝送システム。同社は「ELL Liteは、ELL 8Kの遺伝子を引き継いだ極超低遅延4K/2K映像伝送・音声伝送エンコーダー/デコーダーだ」としている。
出展製品特集目次
●ミハル通信